脳の若さを保つために。

まず、ストレスは最大の敵といえます。

ストレスは、鬱などのもとになるだけでなく、全身を蝕んでいきます。

ストレスの強い生活をしていると、不眠や、身体のあちこちに原因不明の痛みがおこったり、腸の動きが悪くなることによって便秘にもなります。そのせいで肌荒れや、体の中に毒素をため込むことで二次的に病気を引き起こしたり、疲れやすくなったりもします。

アレルギーのある方などは、ストレスで粘膜も腫れやすくなるので、症状がひどくなりがちです。

 

脳も同じです。人は、ある程度以上のことには耐えられないようにできています。

つまり、ある程度以上のことが起こると、脳がそれを忘れようとしたり、ひどくなれば、精神のバランスを崩してしまうのです。人は、強いストレスを受け続けると、副腎皮質ホルモンの一種であるコルチゾールが過剰に分泌されます。これが、海馬の神経細胞を破壊してしまうことがわかっています。

とはいってもストレスフルな現代社会。

ストレスを受けないでくださいといったところで正直言って無理ですよね。

ではでは、うけるストレスをかえられないとしたら、それを消化していけばいいわけです。

 

人が病気になることを、水をいれたコップに例えることがあります。

ストレスなり、毒素なり、アレルゲンなり、体が耐えられる量を一杯分とするわけです。

そのコップの大きさには個人差があり、つまり、耐えられる量は人によって異なるということになります。

 

100のストレスに耐えられる人が、120のストレスを受けた場合にどうなるでしょうか。水はあふれてしまい、何らかの症状がその人に現れるでしょう。

ではどうしたらよいでしょう。全てのストレスを消化することは、まず不可能です。ひとはそれほど器用ではありません。

 

でもせめて、100のストレスを受けて表面張力でなんとか自分を保っているときに、30減らせたらいいですよね。あとから20のストレスがやってきてもどうにか持ちこたえられそうです。

簡単な方法は笑うことです。おかしくなくていいんです。鏡をみて笑ってみてください。

ストレスが多い人は特に副交感神経に強く働きかけるといわれますからより効果も出やすく、ついでに免疫もアップして体調もアップ。一番簡単で安上がりで、よく効くストレス発散法といえるでしょう。

 

幸せは、若さの秘訣なんです。

 

笑うことに加えて若さへのお勧めコースは、恋です。

恋は心を軽く明るくしてくれます。また、好奇心や色々な意欲も湧いてきて、脳が活性化するのです。

若さを保つ秘訣が夫婦愛だという研究もあるようです。

 

ぜひぜひおすすめしたいところですが、立場的に恋もできず、夫婦愛も少々期待できない場合。

脳に幸せを錯覚させましょう。誰かのファンになってみたり、夢中になれることを見つけてみたり、心躍る経験をあなたの脳にさせてあげてください。

 

もちろん現状で幸せな方も、より幸せになれるよう、笑ったり恋したりしてみてくださいね。