昔は、ブログを書く人というのは、限られた一部の人でしたね。
今は、誰でも情報を発信することができます。
CAや元CAも沢山ブログを書いていますね。かくいうるる子もそのひとりです。
CAという職業は、保安要員としては、なかなかに細かいことを覚えなくてはいけなかったり、責任のあることを任されているものだと思います。でも、日常的には特に難しいことはしていないと私は思っています。基本的には、食事の提供と、入国に関する書類の配布、機内販売などですから。
特に国内線は緊急事態さえ起らなければ気楽な内容で、その気軽さが私は好きでしたが、年数を経るにつれて新しいことが見つかりにくくなる仕事でもあります。
お客様との出会いは一期一会であり、修学旅行のみなさんとの記念写真など、素敵な思い出も沢山あります。お客様のニーズをくみ取ることは毎回変化があることではありますが、基本的な仕事内容は、あまり変化が無いのです。
では、特別な仕事内容もない、となると、CAがCAであることをある種の肩書としてブログを書くことにはどのような価値があるのでしょう。
CAという職業ほど、若くて社会経験もあまりない普通の女の子が様々な国の文化にふれ、その土地のものを口にし、日本との違いを実感できるものは他にないのではないかと思います。
外資系の会社に入り、バリバリと第一線で働く優秀な方々も海外には多くいらっしゃるでしょうが、いたって普通の女の子の感覚をもち、普通の女の子と同様におしゃれや美容に興味のある人物がそのような異国の文化に触れるということは、普通の女の子たちが欲しいと思う情報をより多く持ち帰ることができると私は思うのです。
少し図々しく言わせていただくと、私たちでないと発信できない情報もあるのかもしれません。
私がアロマテラピーに興味を持ったのは、15年ほど前になります。当時は日本は人工香料真っ盛りで、とてもナチュラルな時代ではありませんでした。
そんな時代にオーストラリアに行き、ユーカリスプレーに出あいました。
実家には犬がいて、玄関からどうしても犬の匂いがとれなかったのですが、ユーカリスプレーを先輩に勧められて買って帰ったところ、すっきり気持ちのいい空気に変わったのです。
匂いを香りでごまかす方法ではなく、きれいな空気に変化させる方法に初めてふれた気分でした。
アロマテラピーは今ではかなりな市民権を得ていますが、ほんの一昔前まで、香水と見分けのつかない人も多くいたように思いますし、身体によい作用があるとは知られていなかったように思います。
これからも、アロマテラピーのように、10年後には当たり前になる新しいことが沢山でてくるでしょう。
CAはいち早くそんな新しい情報に直接触れる機会のある、ある意味素敵な職業です。
そんな理由で、私は現役CAさんのブログを楽しく読んでいます。
私はすでに辞めてしまいましたので、海外の最新の情報を直接見てこれる立場からは退いてしまいました。ですが、今までに知りえたことをさらに勉強したり、また、古すぎて忘れられてしまったおばあちゃんの知恵を掘り出してみたりして、提供していければと思うのです。